(報告)大宮体育館の一時利用停止措置について

 令和7年度のさいたま市民スポーツ大会兼さいたま市バスケトボール協会春季大会も、8月3日(日)の大宮体育館での決勝戦を残すのみとなりました。
 しかしながら、ご存知のように、さいたま市より、下記の通知★がありましたので、状況報告いたします。

★【重要なお知らせ】主競技場(アリーナ)一時利用停止のお知らせ(令和7年7月9日)
 主競技場(アリーナ)の天井付近から剥離した塗装の一部と思われる物が落ちている状況が確認され、安全確認のためご利用を一時的に停止しております。
 再開につきましては詳細が判明し次第、あらためてお知らせいたします。市民の皆様におかれましては、ご不便とご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力いただきますようお願い申し上げます。

★当協会の大宮体育館の今年度の利用状況および利用再開への陳情
 大宮体育館では長期にわたる中規模修繕工事にともなう利用中止期間を終えて今年度は、
 すでにさいたま市民スポーツ大会兼当協会春季大会として、4月20日、5月18日、6月8日、6月15日、7月6日の5日間、大宮体育館を会場として利用してきたところです。
 当協会では、4月の利用開始時点で、床面に散乱している(天井鉄骨の)「塗装の塗膜と思われる飛散片」を発見し、体育館には報告し、床面の清掃をしながら春季大会を運営・実施してまいりました。
 今般、7月9日付で安全確認のために利用を一時停止することとなりましたが、現在、

少なくとも8月3日(日)の決勝戦だけは開催いたしたく、さいたま市には陳情中です。

 その主旨は、以下によります。
★同体育館の中規模修繕工事の主目的が以下のような予防保全であり、「公共施設マネジメント」に基づいています。
★今般の「安全確認」の要点としては、飛散塗装片が有害なものであるかどうか、ということです。
★これについては
  ・公共施設の予防保全に用いられる建築材料はすべて、
   環境やひとの健康に対して安全なものが選定されているはずであり、
  ・したがって、今般の塗装の飛散片も人体に対して有害であるはずがない
  ・当該飛散物を清掃しながらの5日間の利用において、
   少なくともそれらが延べ800名の選手、50名の関係者、100名の観覧者の
   健康および安全面での障害となることはなかった
と考えている次第です。

【参考資料・当該中規模修繕工事の概要】
★本施設はS造一部RC造地下1階地上3階建て、延べ床面積8268㎡。1978年に竣工した。施設内にはメインアリーナをはじめ、卓球場・柔道場・剣道場・弓道場などを併設している。竣工から40年以上が経過しており、長寿命化を図る予防保全を図る運びとなった。
★工事は公共施設マネジメントに基づいて実施。中規模修繕を行う場合は屋上防水、外壁、建具、天井・壁・床の劣化部仕上げ・便所・全館電気設備(電力設備、受変電設備、通信、情報設備など)、全館機械設備(空調設備、自動制御設備、給排水衛生設備など)などが改修対象となる。